こんにちは!スタッフ川端綾子です。
昨日、西尾茶体験ツアーへ行ってきました!
天気も良く、汗ばむ陽気の中、茶工場見学や茶摘み体験など、盛りだくさんのツアーでした。
当店のお客様18名と、地元の茶道教室に通っている方など、総勢30名の参加で楽しい一日でした!
茶祖之寺「紅樹院」さんにて
お抹茶とお菓子で一服しながら、ご住職さまより西尾茶の歴史の勉強。
西尾抹茶と季節の和菓子「枇杷」で一服
西尾抹茶は、香りも高く、ふくよかな甘みと旨みがしっかりあり、宇治と並ぶ、抹茶の産地で有名な地域です。
西尾「賓水園」さんのお抹茶です。 私は、抹茶はここと決めています。
西尾茶の原樹 紅樹院境内にて
明治5年、紅樹院住職の「足立順道師」が宇治より種子を持ち帰り、翌年に境内北東隣に種を撒き、茶畑の開拓や技術導入が行われ、明治17年頃には茶園が広がり、今日の西尾茶の基盤を築いたそうです。
続いて、抹茶の原料となる、碾茶(てんちゃ)工場の見学
摘みとったあとの生葉は、蒸気で蒸し、冷却、乾燥、葉・茎分け、再乾燥を経てできあがります。この状態のお茶を「荒茶」と呼びます。
その後、お茶問屋さんへ渡り、さらに茎の部分(骨)や、粉の部分などを選別し、仕上茶となります。仕上げた「碾茶」を石臼で挽くと「抹茶」になります。
煎茶の製造工程との大きな違いは、「揉む」工程がない所です。煎茶は揉むことで針状になります。
できたばかりの碾茶を、工場の方が、急須で淹れてくれました。
普段、絶対に飲めない抹茶の原料「碾茶」を、急須で淹れてみると・・・香りがすごく良くて、ほのかな甘みと旨みですごく美味しかったです。
お楽しみのお弁当タイム
なんと!お茶碗の蓋がすり鉢になっていて、自分で碾茶をすって炊き立ての西尾産のごはんに混ぜ、「碾茶ごはん」に!
瀬戸焼と、日本茶インストラクター協会愛知の方とのコラボ商品だそうです。
ほのかな甘みと香りがとてもよく、おかわりする方も続出していました!
新茶のお浸しや、抹茶羹など、さすがお茶処西尾ですね!どれも美味しかったです。
昼食のあとは、日本茶インストラクター流の「抹茶の点て方レッスン」
はじめに、少量の水で抹茶を練ると、ダマにならず口当たりがまろやかなお抹茶が点てられます。
私も家で抹茶を楽しむときはこの点て方ですが、口当たりのまろやかさが本当に違います!
新茶の淹れ方レッスン
美味しく新茶を淹れるコツをお話させていただきました。
メインイベント「茶摘み体験」
左手で茎を持ち、右手でしごきながら今年出た葉を摘んでいきます。みなさん黙々と真剣です!
抹茶(碾茶)の茶畑は、寒冷紗と呼ばれる、覆いをかけ、日光を遮ることで、渋みが少なく旨味や甘味がしっかり蓄えられ、美味しい抹茶となります。
西尾茶を思いっきり満喫できたツアーとなりました!
私自身、何度か訪れている西尾ですが、久しぶりの茶摘み体験だったり、茶工場見学ができて、新たな発見もいっぱいありました。
参加された皆様、どうもありがとうございました。
6月18日(土)に開催する、「新茶を楽しむ」日本茶ワークショップでも西尾の新茶をご用意しています。
この時期にしか味わえない、旬のお茶を楽しんでみませんか。
ご参加お待ちしております。