10月3日より愛知県名古屋市で初めての”2016/ POPUP SHOP”を開催いたします。
有田焼創業400年事業として、世界各国から16組のデザイナーが参加し商品開発を進めてきた「2016/ project」。
約2年半の開発期間を経て誕生した15のスタンダードコレクションと2つのエディションの総作品数は300点以上。
今回のPOP UP SHOPではその中から14のデザイナーのプロダクトを展示いたします。
Ingegerd Raman インゲヤード・ローマン(スウェーデン)
美しい曲線と、シンプルな色使い。機能性を重視し、ティーポットの注ぎ口の形には大変こだわったそうです。
こちらは2018年に東京国立近代美術館工芸館で開催されたインゲヤード・ローマン展でも展示されていた、ティーセットです。

Christin Meindertsma クリスチャン・メンデルツマ(オランダ)
布を縫い合わせたような形状を器に表現。
ネップ生地のような、小さな色や突起のドットを表現した”sprinkles”は新しい感性を生み出しています。
Saskia Diez サスキア・ディーツ(ドイツ)
シンプルさを軸に、立体的なデザインや平面的な表現でハイセンスなデザインを展開するサスキアディーツ。
日本でも国内外の製品を扱うセレクトショップからその名が知られ、注目が集まっている彼女が、有田焼の磁器素材と異色のコラボをしました。
鱗をモチーフに選び、磁器で作られた「第二の皮膚」のようなイメージのジュエリーは、大胆でありながら日本らしい奥ゆかしさも持ち合わせたデザインです。
Leon Ransmeier レオン・ランスマイヤー(アメリカ)
日本の文化背景から「触れる美」の存在を見出したデザイナーは、
日本の器は手に取ることでより美しさを感じることができる形状と質感を持っていることに着目し、手に取りたくなる形状や質感を実現しました。
昨今では世界から注目を浴びているHAYの家具プロダクトにも携わっています。
TAF タフ(スウェーデン)/
Tomas Alonso Design Studio トマス・アロンソ(イギリス)/
Stefan Diez ステファン・ディーツ(ドイツ)/
BIG GAME ビッグ・ゲーム(スイス)/
Pauline Deltour ポーリーン・デルトゥア(フランス)/
Kueng Caputo クーン・カプート(スイス)/
<常設展示>
Yanagihara Teruhiro 柳原照弘(日本)
日本で古くから信仰される、不完全なものにこそ美が宿るという思想を元に、
彼は有田ではこれまで失敗としていた、釉薬のムラを肯定し、表情豊かなテーブルウェアを作り出しました。
その計算しつくされた不完全をお愉しみください。
Fujishiro Shigeki 藤城成貴(日本)
藤城さんがこだわった「赤」ガラス釉とは違って、マット釉に赤の顔料を混ぜ込んだ特別な赤色ができました。
この新しい質感は、一度釉掛けをしたあと、同じ釉薬をエアブラシで吹き付けて仕上げています。
Kirstie van Noort カースティ・ヴァン・ノート(オランダ)
普段廃棄される不純物を多く含む陶石に注目し、自然から生み出される美しい色合いの陶土を開発。
情緒豊かな色彩と素材感を強調するように、シンプルな形状で構成されています。
Christian Haas クリスチャン・ハース(ドイツ)
上から見ると、控えめでシンプルなラウンド型、その裏を返すと、三角型の予期せぬ形状と模様が現れます。
きれいなラウンドに仕上げるために何度も鋳込み型の修正をして完成した力作です。
それぞれの個性的なデザイナーが、有田焼や日本の文化に触れてできた食器たちです。
ぜひこの機会に2016/ の世界観をお楽しみいただければと思います。
開催場所:グローバルゲート2階 インテリアエッセンス
開催期間:10.3(土)~11.1(日) 11:00~20:00
どうぞ皆様のお越しをお待ちしております。