鬼瓦家守
onigawara iemori

愛知県高浜市で作られている瓦。なかでも鬼瓦は、厄災祓いとして社寺や住宅屋根に「守り神」として飾られ家族を守ってきました。鬼瓦と似た文化として沖縄のシーサーや狛犬などがあり、昔からの日本の住文化の一つとして今なお伝統が守られています。最近では、洋風屋根が多く、瓦屋根も少なくなってきました。そこで「すべての住空間に『守り神 鬼瓦』を」のコンセプトのもと、インテリア商品として弊社が開発・プロデュースのお手伝いをさせていただいたのが「鬼瓦家守」です。鬼瓦は、「鬼師」と呼ばれる作り手が魂を分け与えるような気持ちで丹念に仕上げています。「鬼師の個性が鬼面に宿る」とも言われているそうです。
『鬼瓦家守』とは?
28,000円(税抜)
![onigawara_iemori[1]](http://iess.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/onigawara_iemori11.jpg)
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『鬼面』 鬼師:石川 智昭作
家内安全を願いながら、子供も怖がらないような・・・という想いで不思議と優しい表情の鬼面です。歌舞伎座や修善寺をはじめ神社仏閣などの鬼瓦を手掛けている鬼師さんです。

『からす天狗鬼面』 鬼師:加藤 佳敬作
「からす天狗」をモチーフにした異色作。頭には仏教の象徴「蓮の花」が。泥水(悲しみや苦しみ)の中で育ち、美しい大輪を咲かせる蓮は「物事を成功させる」といった意味が込められています。

『笑鬼面』 鬼師:山下 敦作
「笑う門には福きたる」 見事な笑いっぷりの鬼です。左右の12個の数珠は、12か月笑って過ごせるようにとの願いを込めて・・・。皇居や京都御所へ納めている鬼師さんです。

『鬼面』 鬼師:梶川 賢司作
成りは小さくとも鬼瓦は鬼瓦。寺院に設置される大迫力の鬼瓦と同じ想いで制作に臨み、小さなサイズに忠実に再現することに細心の注意を払ったという。鬼の迫力と、燻し瓦の美しい輝きが際立つ、渾身の逸品。

『鬼面』 鬼師:神谷 晋作
先代から伝わる鬼瓦の形状や表情を踏襲して制作を進める中で、改めて祖先や先代への感謝、そして神仏への畏敬の念を感じたという。得意の「いぶし焼成技法」による独特の艶感、そして愛嬌ある表情が印象的な作品。

『鬼面』 鬼師:神谷 延三郎作
鬼面本来の険しさを残しつつ、どこか愛嬌が漂う表情は眺めていて飽きることがない。また全体に丸みをつけ、柔らかさを表現することで幸福の願いを込めた。使い手に対する敬意と思いやりが作品の根底に感じられる作品。

『鬼面』 鬼師:神谷 慎介作
今にも噛みつきそうな牙、突き刺さりそうな角の立体感。本来、鬼が持つ「怖さ」がストレートに伝わってくる。「誰が見ても、鬼の意匠性を感じられる作品に」。それは即ち、鬼が鬼として「生きている」ことを意味している。

『宝珠鬼面』 鬼師:服部 秋彦作
バリの神面すら彷彿させる鬼面は、無国籍的であり親しみあるキャラクターを意識した。伝統的な鬼面の特徴を象徴的に残しつつも、あえて数珠等の装飾を省いた。シンプルさを追求することで、独特の存在感を放つ作品に。

『三面鬼面』 鬼師:萩原 尚作
鬼瓦の中でも珍しい「三面鬼面」をモチーフにしたのは「様々な方向からくる災いから家族を守るため」。額には、花の中でも最高の品格とされる牡丹を。右鬼には太陽の紋章を付け「陽」を、左鬼には月の紋章を付け「陰」を表現した。