谷 俊幸

タニ トシユキ

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影の存在を知ることで光の存在を知る。

火を扱う事の出来る特権、その特権を手にした事で、夜中という時間を手にした。その手にした時間だけでも影と光の存在で過ごす。

作品の多くは日本の伝統工芸の技法を用いています。量産される工業製品や海外のものではなく、日本の手仕事を持ってすれば、世界を凌駕できるデザインができるのではないか。

先入観や情報に惑わされることなく、身近に誇れるものがあることを、もっと知りたい、もっと知ってもらいたいという思いで作品を作り続けてきました。しかし、多くの伝統工芸が後継者不足に悩まされています。

伝統を重んじることの大切さと、時代に即していくことの大切さ。このバランスを保ちながら、自分たちの世代へとつなげることはできないか。それをインテリアという自分の領域で表現し、訴えることはできないのだろうか。その思いを具現化するために活動し、少しずつ誇れるものが出来上がってきました。

作品の放つ影と光には、日本の伝統的な技術が隠されています。

光で遊んでもらいながら、1人でも多くの方に伝統を受け継いでいくことの大切さを感じていただければと思っています。

影と光が絶妙に映える癒しの空間。

照明作家:谷俊幸の作る明かりは、ただ闇を照らすだけの照明ではなく、機能と結びつきながらも、オブジェとしての豊かな表現力が発揮されています。影と光を操る彼の感性の繊細さは日本ならでは。長い時間の中で磨かれた日本の伝統的な職人技が活かされています。そういった要素は彼が作り出すモダンなフォルムの本質を構成しています。

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P.P.WOOD LAMP SHADE

透明のP.P.(ポリプロピレンシート)の表に、薄くスライスされた桜の突き板を貼り付けることで、木目をより際立たせることに成功しました。木目や水の流れなど自然界にある模様は人の心を落ち着かせる効果があります。そんな内面からの“癒し”を発しながら、その光と影はインテリアを融合し、様々な表情を見せてくれます。

Don-wood

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Matsu-wood

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Hana-wood

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WAPPA SHADE

秋田杉の単板を熱湯の中で曲げながら、おひつや茶筒を作る『曲げわっぱ』。その秋田県に伝わる伝統工芸の技法を用いた作品。秋田杉を無塗装で使用することで、独特の風合いと香りが生まれ、視覚と嗅覚を刺激します。曲げ、貼り付け、組み立て全てを谷本人が製作しています。

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Shuriken

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Kazaguruma

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Hanabi

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HOKORE LAMP

静岡県に伝わる駿河竹千筋細工は、虫篭や行灯などを竹のみでつくり、日用品の中に様々な模様を描きながら編みこむ伝統工芸です。竹ひごを熱しながら曲げ、竹の輪に組み込みながら製作されます。風通しの良い場所で使って頂ければ、竹特有の風格がある飴色になります。使用される竹ひごは『HOKORE』で約1800本。まさに伝統工芸を今の生活にフィットさせています。

HOKORE

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Sen

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shizuku

LANTAN SHADE

提燈(ちょうちん)の日本三大産地といわれる水戸にて製作。表面には、水、汚れを防ぐ加工を施し、ひごにはPET樹脂、でんぷん糊と環境にも良い素材を使用しています。通常ひごには竹や針金を使用しますが、PET樹脂製のひごに薄い和紙を巻き付け質感を出し、ひご自体の影を抑えています。円形を基本とする提燈(ちょうちん)を針金を使わずに熱処理のみで均等な八角形を表現しました。

Shizuku

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Fuji

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RON

提燈(ちょうちん)の日本三大産地といわれる水戸の職人技。

表面には、水、汚れを防ぐ加工を施し、ひごにはPET樹脂、でんぷん糊と環境にも良い素材を使用しています。通常ひごには竹や針金を使用しますが、PET樹脂製のひごに薄い和紙を巻き付け質感を出し、ひご自体の影を抑えています。ひごとひごとの間隔を狭くすることで繊細さを表現しています。